まとめサイトにペナルティ!?

ダブルループの福田です

WEBで何かを検索する際、必ずといって良いほど上位に表示される

「まとめサイト」

検索者側からすると、まとめサイトである程度の情報を参照することが

できるので、便利と言えば便利なのですが、

真偽が怪しいと思われる情報もチラホラ見られますよね。

なので、情報を鵜呑みにせず、自分で判断することが求められるのですが、

最近まとめサイトの検索結果が下がっていることが多々見られます。

その理由について書いてみました。

まとめサイトにペナルティ!?

今月上旬、朝日新聞に次のような記事があがっていました。

「朝日新聞は2月、IT・サービスや金融、小売り、教育など検索を通じて

顧客獲得を図る12業種の上場100社(ホールディングス傘下も含む)に

アンケートを実施。

回答した72社のうち23社が、最近5年間にグーグルから

ガイドライン違反の通知や警告などを受け、

2012年7月〜16年4月に順位を引き下げるペナルティーを科されていた。

〜中略〜

朝日新聞の取材では、この前後に、旅行や生活のまとめ情報を提供する

人気サイトのうち10件超が順位を大きく落とすペナルティーを受けていた。」

(引用元:朝日新聞デジタルより)

以前も当コラムで書きましたが、

昨年末の医療系まとめサイトの信頼性に関する騒動が

上述のような「ペナルティ」という形で波紋を広げています。

ではそもそもGoogleのペナルティとはどういったケースで科せられ、

どのようなマイナスが生じるのかを述べてみます。

まずペナルティが科せられるケースとしては・・・・

・似たような内容(コンテンツ)が書かれたページばかりが存在しているサイト

・他のサイトから内容が(無断で)転載されているサイト

・独自性のない内容(コンテンツ)ばかりが載せられているサイト

・不自然なリンクがついているサイト(ブラックハットSEO)

これらに1つでも該当する場合は、

Googleからペナルティが科せられるケースがあります。

このようなサイトに対して、Googleは自動ペナルティと手動ペナルティという

手法を用いて、ペナルティを科します。

自動ペナルティというのはGoogleのアルゴリズム内で

「あれ、このサイトはサイトに無関係なリンクばかりがついているぞ」

「このサイトって他のサイトと内容が類似しすぎているな」

と自動的に判断され、検索順位を下げるペナルティです。

一般的に自動ペナルティは軽めのペナルティが多いと言われています。

手動ペナルティはGoogle関係者が直接サイトを閲覧し、

Googleのガイドラインに違反していると判断した場合に科すペナルティです。

この場合、サイトには厳しいペナルティが科せられるケースが多くみられます。

手動ペナルティを受けた際には、サイト運営者へSearch Console上にて

Googleよりメッセージが届きます。

メッセージにてGoogleのガイドラインに違反している内容をお知らせしてくれる

ので、その内容に則してサイトを修正し、Googleに再審査をリクエストします。

そうすると、Googleが確認を行い、検索順位も回復します。

(あくまで悪質なサイトではなかった場合です)

Googleからペナルティを受けないためにどうすればいいのかというよりも

『独自性があり、そして何より検索者が喜ぶコンテンツを作成すること』

を目指していただければと思っています。

オリジナルで役に立つ情報を作ることこそが、

検索上位表示のための最短距離なのです。

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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