中小企業が見込客を獲得するリスティング広告運用のコツ
- 2018.03.21
- カテゴリー: web戦略コラム リスティング広告関係
- タグ:SEO対策 , web戦略 , クリック単価 , リスティング広告 , ロングテールキーワード , 広告運用
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お世話になっております。
ダブルループの福田です。
今日からはリスティング広告の運用ポイントなどを数回にわたって書いてみます。
第一回の今回は「そもそもリスティング広告って何?」という初心者向けの内容と中小企業におけるリスティング広告運用のポイントを考えてみました。
中小企業が見込客を獲得するリスティング運用のコツ
webサイトを制作する目的の多くは「見込客の獲得」でしょう。
webサイトで見込客を獲得するための方法は大きく2つあり、SEO対策とリスティング広告が挙げられます。
SEOについてはこれまで何度も書いてきましたので、今回からシリーズでリスティング広告運用のコツを書いてまいります。
まずそもそもリスティング広告とは、GoogleやYahoo!といった検索ポータルで、特定のキーワードを打ち込んだ際に検索結果順位の上部に表示される【広告】という囲いのある検索結果のことを指します。
SEO対策をバッチリ行い、検索結果1位になったとしてもその上部にはリスティング広告が表示されます。
つまり、早い話、時間と手間をかけてSEO対策を行うよりも広告投資でリスティング広告を使えばすぐにでも見込客に自社のwebサイトをリーチすることが可能になるということです。
ではどうやって広告を出すかというと、GoogleではGoogleアドワーズ、Yahoo!ではYahoo!プロモーション広告という広告出稿サービスが用意されています。
各広告出稿サービスでアカウントを作成し、広告文言とURL、広告を表示させるターゲットキーワードをセット(キャンペーンを作成)すれば広告を出すことが出来ます。
そして気になる費用はどのようにしてかかってくるのかというと、リスティング広告ではクリック課金制が採られています。
たとえば皆さんの見込客が「WEB制作」というキーワードを検索した際、リスティング広告枠に広告が出るよう皆さんが出稿したとします。
そしていくつかある広告の中から皆さんのホームページがクリックされると1クリック●●円と定められた費用が課金されていきます。
これがリスティング広告のサービスの仕組みです。
1クリック●●円と書きましたが、これをクリック単価と言います。
クリック単価は定額ではなく、上限単価が広告主より設定されています。
ここで大切なことが、リスティング広告もSEOと同様、掲載順位がつきます。
人気のキーワード(見込客の多数が検索するキーワードなど)であれば、リスティング広告を出稿している企業が多く、広告といえども簡単には表示されません。
掲載順位は・・・
品質スコア×上限クリック単価
によって決まります。
品質スコアというのは広告の質のことを指し、リスティング広告の文言が検索者のニーズに適しており、クリック率が高いといったことなどから評価されます。
上限クリック単価については入札イメージです。
例を挙げると、同じ広告内容でA社が1クリック100円までで設定し、B社が200円で設定していたとしたら、当然のことながらB社の広告の方が掲載順位は高くなります。
ここからはリスティング広告運用のポイントとなりますが、中小企業においては人気のキーワード、いわゆるビッグキーワードでの広告出稿を避けるべきです。
ビッグキーワードに対しては、同じ業界の同業他社がこぞって出稿しているはずです。
よってキーワードの競合性が高く、価格競争に陥りがちです。
※ここでいう価格競争というのは掲載順位を上げるためのクリック単価費用と、広告文言に商品やサービスの価格の2つを指します。
よってロングテールキーワードと呼ばれる、検索ボリュームが少ないキーワードを網羅して広告を出して、広告費用を抑えながら集客することが、中小企業の実践すべきリスティング広告運用といえるでしょう。
ロングテールキーワードについてもう少し詳細を述べておきますと、検索されることが少ないであろうキーワードのことです。
ビッグキーワードからのアクセスを求めるのではなく、クリック数は少ないであろうロングテールキーワードをかき集めて広告を出稿し、クリック数を多く獲得することが中小企業の広告運用の肝です。
なぜロングテールキーワードに絞るかというと・・・
・上限クリック単価を抑えることが出来る(はず)
※検索ニーズが少ないから
・掲載順位で上位表示が狙える
※競合が少ないから
という理由が挙げられます。
皆さんが新宿区で税理士事務所を経営しているとしましょう。
そして、相続案件の獲得を考えている場合であれば・・・
「新宿区 相続」「新宿区 遺言書作成」
といったようないくつかのキーワード(主にエリア+案件名)で広告を出せば、プロモーション費用を抑えて、集客を行うことが出来るでしょう。
逆に「相続」「遺言書作成」というキーワードはビッグキーワードとなり、掲載順位を高めるためには多額の広告予算が必要になってしまいます。
このようにリスティング広告には自社の商品の特徴や広告予算規模に応じて、正しい一手を打つことが求められます。
今回ご紹介したようなWEB集客やWEB戦略について、当社では無料相談を行っております。
「せっかくホームページを作成したが思ったような集客に繋がらない・・・」といったようなお悩みをお持ちであれば、どうぞお気軽にご相談ください。
執筆者紹介
- 株式会社ダブルループ 代表取締役
明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。
【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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