クラウドワークス決算に見る「仕事の変化」とフリーランスの行方

お世話になっております。ダブルループの福田です。

AIショックにより人の仕事がそのうち失くなってしまう・・・
と唱えられてから久しいですが、それに関連するニュースが今年2月にありました。

今日はそのニュースをもとにフリーランス市場
そして経営者としてのAIの付き合い方について考えてみました。

クラウドワークス決算に見る
「仕事の変化」とフリーランスの行方

今回は、2026年2月に発表されたクラウドワークス社の四半期決算をきっかけに広がった・・・

AIによってフリーランスの仕事が減少しているのではないか

という議論について、その背景と今後の捉え方を整理しながら個人的な意見を述べていきます。

まず、今回の決算が注目された理由について。

前年度(2025年度)第1四半期:営業利益346百万円
今年度(2026年度)第1四半期:営業利益54百万円

主には営業利益の大幅な減益によって上の議論を巻き起こすことになりました。

「AIが人の仕事を奪うことが遂に現実化した」
「フリーランスよりもAIへ依頼することが増えている」

このような議論がSNSを中心に巻き起こりました。

つまり、従来は人手で行われていた業務の一部が、AIによって代替されつつある可能性があり、
その影響がフリーランス市場にも波及していると解釈されたのです。

ただ、決算資料を眺めてみると売上は微減で、売上総利益も微減です。
(ともにー1~3%程度)

営業利益が大幅に減益した事実を見ると、
事業としての売れ行きについてはこれまでと大きな違いはなく、
何かしらのコスト増によって営業利益が小さくなったのではないかと予想されます。

実際にクラウドワークス社からも人材採用コストやDXのための投資などによる
営業利益減益との説明があります。

以上より一概にフリーランス・・・もっと言えば人の仕事が減っているとは言えないと
私は考えています。

それよりも、この減益が意味するのは「フリーランスという働き方自体が縮小する」というよりも
「求められる仕事の質や内容が変わっている」という点です。

定型的で分解しやすい業務は、AIによって効率化・自動化されやすくなることは事実でしょう。
その結果として従来型の案件が減少していたり、低単価傾向が進んでいるように見えます。

では、AIの普及によって本当にフリーランスの仕事は消えていくのでしょうか。

こちらについては現時点で結論を出すことは尚早で、慎重に捉える必要があると考えてます。

AIは確かに一部の作業を代替しますが、すべての業務を置き換えるわけではありません。
むしろ、AIを活用する前提で仕事の進め方が再設計されていく中で、
人にしか担えない役割がより明確になっていくと考えているからです。

例えば課題設定や企画、全体設計、意思決定といった領域は、
単純な作業とは異なり、業務の背景や誰の企画なのかなど文脈理解が求められます。

また、顧客との調整や信頼関係の構築なども以前と変わらず人の関与が重要です。
こうした領域は、AIが補助することはあっても、完全に置き換えるのは難しいと
(現時点では)思われます。

そのため、前置きが長くなりましたが、今後のフリーランスに求められるのは
作業者としての役割から一歩進み、AIを使いこなしながら価値を提供する存在へと
シフトすることだと考えています。

単にスキルを持っているだけでなく、それをどのように組み合わせ、
成果に結びつけるか
が重要になります。

今回、クラウドワークス社の決算から巻き起こったフリーランス不要論は
不安を煽るものとして捉えるのではなく、
市場がどのように変化しているのかを理解する材料として、
私自身とても学びが多かったのでご紹介しました。

AIの普及は避けられない流れです。
しかし、それに応じて仕事の定義も変わっていきます。

その変化を前提に、会社の仕組みや業務の役割を見直し、外部に依頼すること、
内製することで価値を創出することを見分けることが
経営者にはますます求めれるシーンが増えることでしょう。

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執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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