SEO対策は費用対効果に見合ってる?
お世話になっております。
ダブルループの福田です。
今日はSEO対策のあるべき姿について、
検索結果1〜20位でどれくらいクリック率が変わるのかという
データに基づいて考えてみました。
SEO対策は費用対効果に見合ってる?
「最近、SEO対策に力を入れていたんだけど、ようやく成果が出始めて、
●●というキーワードで検索すると、ウチのサイトが10位以内に
表示されるようになったんだよー(エッヘン)」
という話を商売柄よく聞きます。
10位以内と聞くと結構スゴイように聞こえますよね。
でも実は検索5位以下は大したことがないというデータが発表されました。
Internet Marketing Ninjas社の発表によると
検索順位別のクリック率は下記の通りです。
1位:21%
2位:10%
3位:7%
4位:4%
5位:3%
6位:2%
7位:2%
8位:1%
9位:1%
10位:1%
11〜20位:1%
※引用:Internet Marketing Ninjas社の2017年7月24日ブログより
検索結果1位がダントツであることは想像通りと言えます。
一方で5位以下は100回の検索があったとしても、3回しかクリックされません。
検索ボリューム(※)が少ないキーワードだと、
検索結果が10位以内と言えどもほぼクリックされていないことになります。
※検索ボリューム:特定のキーワードが検索される回数
となると、検索上位になるためにSEO対策としてブログを週に1回、
月に数回書いていたとしても、検索結果10位以内では問合せに繋がる可能性は
とても低いということです。
(あくまで検索ボリュームが少ないキーワードの場合、
またブログ作成というSEO対策を行っている場合の話です)
社員1人の時間をそれなりに投下して、検索結果5〜10位までしか対策が
施せない場合は、適したプロモーションとは言えない可能性があります。
ただ、ビッグワード(検索ボリュームが多いキーワード)であれば、
5位以下でも効果は期待できます。
要するに
「費用対効果に見合ったSEO対策が出来ているか」
ということを冷静に判断し、
WEB戦略を実行しなければいけないということです。
もし、皆さんがSEO対策のためにブログを書いていて、
それなりに検索結果が上昇しているという状況であっても、
上述のように一向に問合せに繋がらない場合がありえます。
業界、取り扱っている商品の性質などに応じては
ブログ作成に時間という費用を投下するよりも
WEB広告を出稿した方が費用対効果が高いケースが考えられます。
ブログ作成もWEB広告も手段です。
手段と成果(問合せ数など)を検証し、
自社に合った最適なプロモーション方法を選択しましょう。
執筆者紹介
- 株式会社ダブルループ 代表取締役
明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。
【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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