2023年度版ホームページ制作に利用できる補助金

お世話になっております。ダブルループの福田です。

過去に当コラムで何度か紹介しましたが、ホームページを制作するにあたって

利用可能な補助金があります。

ということで、今日はホームページ制作が対象となっている補助金の最新情報を

書いてみます。

日本には事業を拡大するために国や行政が様々な補助金を支給しています。

今日は多くの補助金の中からホームページ制作を対象としている補助金を紹介し

てまいります。

1.国の補助金

小規模事業者持続化補助金

国(経産省)が公募している補助金で、ホームページ制作を対象としている代表格が

「小規模事業者持続化補助金」です。

https://r3.jizokukahojokin.info/index.php

補助額:50万円
うちホームページ対象補助額上限:12.5万円(交付申請額の1/4)

少し分かりづらいかと思いますので解説します。

小規模事業者持続化補助金の対象経費は、経営拡大のための機械の購入やサービ

ス告知のためのチラシ作成代金や配布コスト、展示会出店費用、ホームページ制

作代などです。

補助額50万の中で上述の対象経費を複数絡めて利用することができます。

ただホームページ制作には注意が必要で、50万の補助額で申請した場合、そのうち

ホームページに使える経費(補助対象となる経費)は最大12.5万までしか認められていません。

例を挙げると

・ホームページ制作に20万円、チラシ作成と配布で30万円

これはNGです。ホームページ制作の上限12.5万円を超えてしまっています。

・ホームページ制作に12.5万円、チラシ制作・配布に37.5万円

これならばOKです。

このように複合的な販促をする場合、小規模事業者持続化補助金はとても有効な

補助金と言えるでしょう。

2.市町村行政の補助金

各市町村行政においても当然のことながら企業に対して補助金を公募支給していて、

その中にホームページ制作を対象としているものがあります。

今日は23区内の一部をあげてみます。

港区 ホームページ作成支援事業補助金

4月24日から公募開始予定の港区の補助金です。

創業2年未満の企業が対象という条件はありますが、補助はとても手厚い内容です。

補助上限:30万円
補助率:2/3
代表的な助成条件:港区に本店登記があること、創業2年未満であること
詳細:https://minato-sansin.com/homepage/

ホームページ制作費用が45万円だった場合、30万円が補助金で戻ってきます。

創業当初からしっかりしたホームページを作るのにはピッタリな補助金と言えます。

足立区 ホームページ作成・更新補助金

ちょうど今週から公募が始まった補助金です。

ホームページの新規作成もしくは既存ホームページを全面的に改修する場合の費用の

一部を補助金で支給してくれるという内容です。

補助上限:10万円
補助率:1/2
代表的な助成条件:足立区に本店登記があること
詳細:https://www.city.adachi.tokyo.jp/chusho/shigoto/chushokigyo/2022ho-mupe-zisakusei-koushinhozyokin.html#:~:text=%E5%8B%9F%E9%9B%86%E5%86%85%E5%AE%B9,%E3%81%AA%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%82%92%E8%A1%8C%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

ホームページ制作代金が20万円だった場合、1/2の10万円を補助してくれます。

江戸川区 販路拡大支援事業助成金

こちらも既に公募が始まっている補助金で、内容は足立区の補助金とほぼ同じです。

補助上限:10万円
補助率:1/2
代表的な助成条件:江戸川区に本店登記があること
詳細:https://www.city.edogawa.tokyo.jp/e093/shigotosangyo/jigyosha_oen/sangyo_jigyosya/jyosei/hanrokakudai/hanrokakudai.html

練馬区 ホームページ作成費補助金

続いては練馬区の補助金です。

補助上限:5万円
補助率:1/2
代表的な助成条件:練馬区に本店登記があること
詳細:https://www.nerima-idc.or.jp/bsc/yuushi/hojokin.html#homepage

足立、江戸川と比べると上限が5万円と少なめではあります。

他には・・・

・北区(新型コロナウイルス対策設備投資等支援事業)

・八王子市(経営力強化補助金(販路拡大事業)

など表向きには「ホームページ制作補助金」と直接的に謳っていないものの、

よく見てみるとホームページの新規制作やリニューアルを支援対象にしている

補助金がいくつかあります。

所在エリアの行政のホームページのビジネス欄や補助金・助成金に関するページに

案内が記載されているケースが多いので是非ご確認してみては如何でしょうか。

注意点

最後に補助金の注意点を2つ説明しておきます。

1つ目はたいていのホームページ制作に関わる補助金は「ホームページの制作が

終わって制作会社への支払いが完了してからもらえる」ものです。

つまり支払った後に補助額分が行政から貰えるという流れです。

もう1つは市町村行政の補助金は枠に限りがありますが、年度替わりの4月が

最もチャンスです。

申請時期により、枠がなくなることもあるので、この時期に検討することを

強くお勧めします。

ご利用の際には以上2点にだけ気をつけください。

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執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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