X(旧Twitter)の広告収益分配プログラム開始から考えるSNSの今後

お世話になっております。ダブルループの福田です。

Xへと名称が変わったことが記憶に新しい旧Twitterですが、

7月から開始されていた広告収益分配プログラムの収益支払い開始が

今月に入って開始されました。

今回はXの広告収益分配プログラムについて解説します。

X(旧Twitter)の広告収益分配プログラム開始から考えるSNSの今後

X(旧Twitter)の広告収益分配プログラムとは、投稿のリプライ欄に表示される

広告から得た広告収益の一部を、(条件を満たしている)投稿したXユーザーに

分配するというものです。

収益分配を享受するためには条件があります。

条件とは・・・

  • フォロワーが500人以上
  • 過去3ヶ月間の投稿に対するインプレッションが1,500万件以上
  • X Premium(旧Twitter Blue)に加入していること

以上3点です。

フォロワー数やインプレッション数で分配される収益は当然異なります。

ひろゆき氏で約36万円振り込まれた・・・とのことでした。
https://twitter.com/hirox246/status/1688813360622759936?s=20

今回の配当が2~7月分までの累計という話があるなど、ひろゆき氏の36万円の内訳は

まだわかりません。

とはいえ、ひろゆき氏のツイートにもある通り

「つぶやくだけで収益を得られる」

という点はXユーザーに限らずとも、とても魅力的に見られているというのが

世間一般の声です。

ではここからは私の推測になりますが、なぜXは広告収益分配プログラムを

始めたのか考えていきます。

なぜXは広告収益分配プログラムを始めたのか?

目的は大きくは

  • 既存ユーザーの離反予防
  • 新規ユーザーの獲得

この2つです。
上の2つはあらゆるSNSにおいても同様ですので、当たり前の話です。

広告収益分配プログラムによる、より具体的な狙いは・・・

  • 新規Blueユーザーの獲得
  • 中小、新規インフルエンサーの獲得

ではないかと考えます。

Xの意図とは?

まずBlueユーザーになるためには月額980円のコストがかかります
広告収益分配プログラムに適用されるためにはBlueユーザーにならないといけません。

XとしてはBlueユーザーが増えれば、広告収入と比べて安定的な収入を望むことができます。

よってXとしてはBlueユーザーを増やしたいという意図があります。

ユーザーとしてはBlueユーザーになり、つぶやくだけで広告収益の分配をうけることができます。

見る専や利用頻度の低かったユーザーが活性化して、さらにはBlueユーザーになることが広告収益分配プログラムによって見込めます。

さらにさらに、動画を作ったり、映える写真を撮るのはちょっと・・・というインフルエンサー志願者を取り込むことが望めます。

つまりはInstagramやYou Tubeとは違うユーザー層を囲うことが広告収益分配プログラムによって実現できるのです。

SNS戦国時代の今日においてとても有益な一手だと私は感じました。

XはテキストメインのSNSですから、情報の取り扱い方、発信の仕方を工夫するだけで誰しもが広告収益分配プログラムのメリットを享受できる可能性があります。

Xはまだまだ動きがありそうです。

またXだけでなく他のSNSにおいても強みや抱えているユーザー属性を活用した取り組みは今後活発的になっていくと予想されます。

どんなサービスにおいても言えることですが、強み×市場動向を鑑みた一手を打っていかなければ成長はできませんし、生き残っていくことは出来ません

今回のXの一手はSNS市場においてとても興味深い打ち手です。

また何か新情報が出たら共有します。

弊社サービス紹介

できるだけ早くWEB集客を実現したい!「月額30,000円~のリスティング広告運用」

企業版facebookページを作成「19,800円~のfacebookページ制作」

ターゲットを絞って効率的に集客「月額30,000円~のfacebook広告運用代行」

被リンクに頼らず検索上位へ!「ホワイトハットSEOサービス」

執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
contact