アレクサへの生成AI搭載から考える次世代の情報検索【動画解説付き】

お世話になっております。ダブルループの福田です。

先月、Amazon社が同社のスマートアシスタント「Alexa(アレクサ)」に生成AIを搭載することを発表しました。

今日は生成AI搭載のアレクサの登場から将来的な情報検索について考えてみます。

アレクサへの生成AI搭載から考える次世代の情報検索

Amazonが発表した生成AI搭載のアレクサの最大の特長は

対話ができること

です。

人と人とが話すように、情報のキャッチボールをスマートスピーカー(アレクサ)で行うことがまもなく出来るというのです。

アレクサに限らず、これまでのスマートスピーカーでは
「アレクサ、明日の東京の天気を教えて」
といった具合に単発の情報を引き出すことが限界でした。

生成AIの搭載により「命令や依頼に答える」から「利用者の嗜好やデータを鑑みた対話」を出来るようになります。

好きな野球チームについて尋ねれば結果を教えてくれたり、結果(返答)から生まれた疑問をぶつければ、それまでの文脈を読み取った上での返答をしてくれます。

今までのアレクサではこちらの疑問や知りたいことが顕在化していなければ答えることが出来ませんでした。

ところが対話が出来るということは
「そういえば●●ってどういうこと?」
といったように対話の中でふと感じた疑問を尋ねられるようになります。

これは人が行う潜在的な疑問やニーズを探り当てることと同じです。
潜在ニーズは対話から顕在化することが多いので、より適切な解を生成AIを搭載したアレクサからは得られるのです。

時代は次の検索覇権争いへ

潜在ニーズに応えるというのがChatGPTをはじめとしたAIがこれほど話題になる理由だと私は考えています。

もう、知りたいこと(の大多数)=顕在ニーズはwebを通じて調べられるようになりました。
そして顕在ニーズの検索に対してはGoogleが覇権を握ってきました。

時代は次の検索覇権争いに突入しました。

本人は気づいていないけれども本当に知りたいこと=潜在ニーズに気づかせる検索システムが今や世の中から求められています。

回りくどい書き方になりましたが、潜在ニーズを汲み取るためには対話が必要となります。

ChatGPTや生成AI搭載アレクサはそれゆえに台頭してきているのです。

この傾向はwebサイトにおいても同様です。

今や商品や会社概要を案内するだけでのホームページでは見込客は立ち止まってくれません。

新たな気づきを得るwebサイトを構築しなければ問合せは獲得することが出来なくなっていくでしょう。

まとめ

そのためには動画の設置や課題に応じたページの制作、更には「答えを探すこと」に億劫になっている検索者のことを考慮して、選択式やチャットで答えの書かれている(潜在ニーズを満たす)ページにたどり着けるようなweb導線が必要です。

webコンテンツの質が高く、豊富に取り揃えられていることはもはや前提条件です。
労せず求めているページにたどり着けるような工夫こそがこれからのwebサイトには必要だと私は考えます。

時代に合わせてwebサイトをリニューアルしたいという方はどうぞお気軽にご相談ください。

コラムの内容と若干異なりますが、動画でも解説しています。

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執筆者紹介

福田英明
福田英明
株式会社ダブルループ 代表取締役

明治大学卒業後、大塚商会に入社、営業経験を経た後に楽天株式会社に転職。
楽天ではビジネスマッチングサイト「楽天ビジネス」にて営業・コンサル・マーケティング・事業企画の業務に従事。
2010年に、株式会社ダブルループを設立後、多くの企業のホームページ制作及びWEBコンサルティングを行う。
また、大小問わず様々な企業にて、WEB戦略に関する講演を多数行っている。
累計講演回数150回以上。

【著書】
「まるっと1冊でわかる! 起業を決めたら最初に読む本」翔泳社
第三章 「ホームページ作成で必要なこと」執筆
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